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2026/04/16
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久しぶりの関東で感じた「街のつくり方」と ジョンソンタウンでの衝撃
先日、プライベートで埼玉の方へお出かけしてきました。
関東方面へ来るのは久しぶり。
普段は上越を拠点に活動しているので、関東の空気感やスピード感に
触れる機会はそこまで多くありません。だからこそ、こういうタイミングは
自分の感覚をアップデートする意味でも、とても大切な時間だと感じています。

今回の目的はシンプルで、「買い物」。
事前に調べていたお店に行き、お目当てのアイテムを無事に購入。ここまでは予定通りの流れでした。
ただ、今回の本当の目的はその先にありました。
それが、以前からずっと気になっていた場所。
埼玉県入間市にある「ジョンソンタウン」です。



なぜずっと気になっていたのか
ジョンソンタウンの存在は、数年前から知っていました。
写真で見たときの印象は、「日本じゃないみたいな街」。



白い平屋の建物、ゆったりした道幅、どこかアメリカ西海岸を感じさせる雰囲気。
いわゆる“商業施設”とも違うし、“観光地”とも少し違う。
でも不思議と、「行ってみたい」と思わせる魅力がある場所。
ただ、関東に来るタイミングがなかなかなく、いつも「次こそは」と思いながら
見送っていた場所でもありました。



だから今回、ようやく訪れることができたのは、ちょっとした念願達成でもありました。
実際に行ってみて感じた「違和感の正体」
現地に着いてまず感じたのは、いい意味での“違和感”。
「あれ、ここ本当に日本?」
そう思ってしまうくらい、空気が違う。


建物のデザインはもちろんですが、それ以上に印象的だったのが「余白」です。
敷地の取り方、道の幅、建物同士の距離感。
これがとにかく心地いい。
日本の商業施設って、どうしても「効率」が優先されがちで、スペースを
最大限に活用する設計が多いと思います。でもジョンソンタウンは違う。
“詰め込まない”。
この一言に尽きる設計でした。

街そのものがコンテンツになっている
もう一つ印象的だったのは、「一つ一つの店」ではなく、「街全体」で魅せていること。
カフェ、雑貨屋、美容室、オフィス、住居。
それぞれの機能はバラバラなのに、全体として一つの世界観が成立している。
つまり、どこか一店舗が目当てで来るというよりも、
「ジョンソンタウンに行く」

という行動自体が目的になる場所。
これって、すごく重要なポイントだと思いました。
例えば、普通の商業施設だと「〇〇のお店に行く」が目的になりますよね。
でもここは違う。
「その空間に身を置きたい」という動機が先に来る。
これは、今後の地域づくりやイベント設計においても、大きなヒントになると感じました。
写真では伝わらない“空気の価値”
正直、事前にかなり写真を見ていたので、ある程度のイメージは持っていました。
でも、実際に行ってみて思ったのは、
「これは写真じゃ伝わらない」
ということ。
風の抜け方、光の入り方、音の静けさ。
そして、人の過ごし方。
どれも含めて「体験」になっている。
最近よく「体験価値」という言葉を聞きますが、まさにそれを体現している場所でした。
ビジネス視点で見たときの学び
今回の訪問はプライベートでしたが、どうしても仕事目線でも見てしまいます。
特に感じたのは、
「コンセプトの一貫性」と「削ぎ落とす勇気」
ジョンソンタウンは、やろうと思えばもっと商業的に展開できるはずです。
テナントを増やしたり、集客のための仕掛けを増やしたり。
でも、それをしていない。
むしろ、余白を残し、世界観を壊さないことを優先している。
これは簡単なようで、すごく難しい判断です。
売上や効率を考えれば、つい“足したくなる”。
でも、本当に価値があるものは、足すことで壊れてしまうこともある。
このバランス感覚は、これからの時代、より重要になると感じました。
上越・新潟に置き換えて考える
今回の体験を通じて、自然と「これを上越でやるなら?」という思考になりました。
上越にも魅力的なロケーションはたくさんあります。
海、山、歴史、空気感。
ただ、それらが「点」で存在しているケースが多い。
ジョンソンタウンのように、「面」で体験を設計できたらどうなるか。
例えば、
・一つのエリアにコンセプトを持たせる
・建物のデザインやトーンを揃える
・余白をあえて残す
・人の過ごし方まで設計する
こういった要素を組み合わせることで、「わざわざ行きたくなる場所」が生まれる可能性は十分にあると思います。
“目的地”をつくるということ
これからの時代、「便利だから行く場所」だけでは人は動かなくなっていくと思います。
むしろ、
「そこにしかない体験があるから行く」
この価値が重要になる。
ジョンソンタウンは、まさにその典型でした。
アクセスが特別いいわけでもない。
派手なアトラクションがあるわけでもない。
でも、人が来る。
それは、「理由」があるから。
今回の埼玉へのお出かけは、単なる買い物の予定でしたが、
結果的にとても大きな学びのある時間になりました。
特にジョンソンタウンで感じた、
・余白の価値
・世界観の統一
・体験としての街づくり
これらは、今後の自分の仕事にも確実に活きてくると感じています。
やっぱり、実際に足を運ぶことって大事ですね。
画面越しではわからないことが、現地にはたくさんある。
またこういう「少し遠くへ行く時間」を意識的に作っていきたいと思います。
そしていつか、上越でも「わざわざ行きたくなる場所」をつくれるように。
そんなことを考えながら、帰路につきました。
