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2026/01/13

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雪国早すぎる、冬の本気と向き合いながら

1月の上越は、寒波の影響もあり、昨年よりも明らかに雪の降るスタートが早い。
例年であれば「まだ様子見」と言える時期から、今年は本気の冬がやってきた、そんな印象だ。

朝起きて、まず外を見る。
車の屋根、道路、歩道、すべてが白く覆われている。
出勤前の雪掘りが、完全にルーティーン化した。

正直に言えば、雪国で生まれ育っているため、雪自体に驚きはない。
「またか」「今年も来たな」という感覚に近い。
それでも、毎年同じように降るわけではないから厄介だ。

昨年は、この雪掘りが原因で腰を痛めてしまった。
無理をしたつもりはなくても、重たい雪を中腰で運び、
何度も同じ動作を繰り返すことで、確実に身体には負担がかかっていた。

今年はその反省もあり、
・一気にやらない
・無理な姿勢を取らない
・少しでも違和感があれば休む

そう自分に言い聞かせながら雪と向き合っている。

それでも、こう頻繁に大雪が降ると、根本的な問題が浮き彫りになる。
それは「雪のやり場がない」という現実だ。

道路の除雪は進んでいても、街中の雪は行き場を失い、歩道や路肩に高く積み上げられていく。
その結果、道路とは別の部分で道幅がどんどん狭くなっていく。

特に住宅街や商業エリアでは顕著だ。
車同士がすれ違いづらくなり、歩行者は車道に出ざるを得ない。
安全面でも、決して良い状況とは言えない。

除雪が追いついていない、というより、
「追いつきようがない」という表現の方が正しいかもしれない。

そして、上越では「一番雪が降る」とされているのが2月だ。
1月のこの時点ですでにこの状況。
正直なところ、2月を想像すると少し怖さを感じる。

数十年前には「暖冬」と言われる年も確かにあった。
雪が少なく、過ごしやすい冬。
「あれ?今年は楽だね」と言い合えた時代もあった。

しかし、ここ数年を振り返ると、
そうした“緩衝期間”が確実に減ってきているように思う。

世界規模で季節の変化が激しくなっている、
そんな言葉をニュースで耳にする機会も増えたが、
それを机上の話ではなく、日常として実感するようになった。

夏は灼熱。
冬は災害級の雪。

春と秋が、年々短くなっているように感じる。
これだけ季節のコントラストがはっきりしている地域も、
実は珍しいのではないだろうか。

そんな環境の中で、私たち福田鉄工も日々、現場と向き合っている。

福田鉄工は、屋外での作業、重量物の取り扱い、溶接や加工など、
身体への負担がゼロとは言えない仕事が多い。

冬場は特に、
・足元の悪さ
・冷えによる集中力の低下
・除雪作業による疲労の蓄積

こうしたリスクが重なりやすい。

だからこそ、以前にも増して「無理をしない現場づくり」を意識している。
作業工程の見直し、声掛け、体調確認。
ほんの小さなことかもしれないが、積み重ねが事故やケガを防ぐ。

雪国では、「頑張ること」と「無理をすること」が混同されがちだ。
しかし、長く働き続けるためには、その線引きをしっかりしなければならない。

雪を理由に仕事を止めるわけにはいかない。
一方で、雪を甘く見てはいけない。

そのバランスを取ることが、地域に根ざす企業としての責任だと感じている。

現場で働く社員も、通勤前に雪掘りをしてから出社してくる。
それだけで、すでに一仕事終えたようなものだ。
そんな状況を知っているからこそ、
「今日も一日よろしくお願いします」という言葉の重みが違って聞こえる。

正直に言えば、
せめて、もう少しだけ、夏も冬も耐え凌ぐ時期を短くしてほしい。
極端な暑さも、極端な寒さも、ほどほどであってほしい。

そう願ってしまうのは、人間として自然な感情だろう。

それでも、この土地で、この環境の中で仕事をしている以上、
変化を嘆くだけでは前に進めない。

だからこそ、
・どう備えるか
・どう工夫するか
・どう人を守るか

そこに知恵と経験を使っていきたい。

雪国で鍛えられた現場力。
厳しい環境だからこそ身についた段取り力と対応力。
それは、福田鉄工の強みでもある。

冬はまだ続く。
2月はこれからだ。

無事に、怪我なく、春を迎えること。
それが何よりも大切だと、雪景色を前にあらためて感じている。

今日もまた、雪掘りから一日が始まる。
それでも、地域の仕事を止めないために、
私たちは現場に立ち続ける。