ブログ
BLOG
2026/02/11
ブログ
上越の除雪道具コレクション
雪国において、除雪道具は生活用品ではない。
戦闘装備である。
① スコップ(基本装備)
まずは王道。
プラスチック製は軽い。
しかし重雪には少し頼りない。


アルミ製は強い。
でも朝イチで触ると、手の冷え方がエグい。
鉄工所的にはつい思う。
「これ、補強入れたらもっといけるな…」
だいたい一度は“改造したくなる”。
② スノーダンプ(主力戦車)
正式名称は知らない。
でも全員“吉鉄”と呼ぶ。

大量の雪を一気に運ぶ。
頼れる相棒。
しかし油断すると
縁石に引っかかり、腰を持っていく。
雪国で一番怖いのは雪ではない。
腰である。
③ スノーブラシ(朝の儀式)
車の雪を払う棒。

なぜか毎年一本は折れる。
なぜかいつの間にか増えている。
なぜか車に2本入っている。
そして必ずある会話。
「それオレのじゃない?」
「いや、たぶん会社の。」
だいたい共有物になる。
④ 除雪機(ラスボス兵器)
エンジン音が鳴り響くと、
ちょっとテンションが上がる。

「今日はいける。」
ただし、機嫌を損ねると動かない。
エンジンがかからない朝の絶望感。
結局スコップに戻る。
文明とは、時に裏切るものである。
長靴(地味だけど最重要)
滑らない。
染みない。
足が冷えない。
これが揃って初めて戦える。
ただし午後になると、
なぜか中が少し湿っている。
雪国の七不思議。
道具があるから、雪と戦える
雪はいらない。
正直、できれば遠慮したい。
でも、道具があるから立ち向かえる。
スコップを持つと、
なぜか覚悟が決まる。
ガリッ。
ザクッ。
ドサッ。
音がリズムになる。
除雪は、もはや冬のウォーミングアップ。
福田鉄工にとって、
除雪道具はただの道具じゃない。
朝イチのチームワークを生む装置であり、
腰を鍛えるトレーナーであり、
そして何より、仕事を始めるためのスイッチ。
できれば春が早く来てほしいけど。
明日もたぶん、
スコップが最初に握られる。
鉄工所の一日は、
今日も白い世界から始まる。
