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2025/08/08

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上越、正善寺ダムの貯水率と雨!

正善寺ダムの回復と市民の断水対策意識

2025年8月初旬、上越市に待望の雨が降りました。
例年にない少雨と猛暑の影響で、正善寺ダムの貯水率は一時9%まで落ち込み、市民の間では「このままでは断水かもしれない」という不安が広がっていました。ニュースやSNSでも連日、「上越 渇水」「断水対策」「節水要請」といった言葉が飛び交い、スーパーやホームセンターでは飲料水やポリタンクを買い求める人の姿が目立つようになっていました。

私の家庭でも、「もし断水になったらどうするか」を真剣に話し合う日が続きました。水は命に直結するインフラ。普段は蛇口をひねれば当たり前のように出てくる水の大切さを、改めて痛感しています。

そんな中、「正善寺ダムの貯水率が少し回復した」という朗報を耳にし、実際の様子を自分の目で確かめるべく、ある早朝にダムへ向かいました。


早朝に見た「昼夜を問わない緊急配管工事」

朝8時前、涼しい空気の中を歩き、ダムへ向かう道す、普段なら静かな道路沿いに活気が感じられました。作業員の方々が慌ただしく動き回り、重機の音が響きます。

聞けばこれは、昼夜を問わず続く緊急配管工事とのこと。渇水による水不足に対応し、上越市全域での断水を防ぐために、関係業者が連携してノンストップで進めている重要な作業です。

私も地域の安全や暮らしを支える仕事に携わっているため、この迅速な対応と責任感には心から敬意を抱きました。酷暑や夜間作業の中、休む間もなく働く方々を見て、市民としても感謝と応援の気持ちが自然と湧き上がります。「どうか熱中症や事故がなく、安全に作業が進みますように」と強く願いました。


正善寺ダムの現在地

やがて到着した正善寺ダムは、朝の静けさに包まれていました。
しかし、水位はまだ低く、普段は水に覆われているはずの斜面やが見えています。
「貯水率:11%」。前日までの9%からわずかに上昇しており、雨の効果が確かに表れています。

この数字と、市長が発表した「9月10日までは断水しない」という見通しが重なり、少し胸をなでおろしました。とはいえ、油断は禁物です。天候次第では再び減少に転じる可能性もあるため、節水意識は維持しなければなりません。


「断水を知らない世代」の戸惑い

私を含め、多くの上越市民は長期間の断水を経験したことがありません。
過去の震災映像や他地域の水不足のニュースで「給水所に並ぶ人々」を見たことはあっても、それが自分の暮らしに起こると想像したことはほとんどなかったのです。

今回、家族で「断水になったらどう暮らすか」をシミュレーションしましたが、想像以上に難しい課題が浮かび上がりました。飲み水の確保はもちろん、料理、洗濯、入浴、トイレ、生活のほぼ全てに水が関わっている現実に、改めて驚かされます。

この経験をきっかけに、「最低でも7日分の飲料水を備蓄」「風呂の残り湯をトイレに活用」「節水グッズの導入」といった具体的な備えを進めるようになりました。


雨のありがたさと気候変動の影響

この日の朝も、小雨がしとしとと降っていました。
普段なら「外出が面倒になる天気」も、今は全く違う意味を持っています。アスファルトや土に吸い込まれていく雨粒一つひとつが、生活を守る恵みの水に見えるのです。

上越は豪雪地帯で、水資源に恵まれているというイメージが強い地域です。しかし、この夏のように渇水が深刻化することもある、それは気候変動や異常気象が私たちの生活に現実的な影響を与えている証拠です。


市民ができる節水と協力

ダムを訪れて痛感したのは、「水は限りある資源」だということです。
行政や工事関係者が昼夜を問わず作業してくれている今、私たち市民も節水の努力を怠っては
いけません。小さな工夫が、地域全体の断水リスクを下げます。


水のありがたみを胸に

早朝の正善寺ダムは、まだ満水には程遠い姿でした。しかし、確かに「回復の兆し」が見えていました。その兆しは、恵みの雨と、昼夜を問わず続く緊急配管工事、そして市民一人ひとりの節水努力によって支えられています。

水があることは決して当たり前ではない、その事実を忘れず、今日も蛇口から流れる一滴一滴に感謝しながら暮らしていきたいと思います。



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