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2025/08/22
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最近読んだ本に関して!
おはようございます!今日はいつもと違う視点でのブログのお届けです
最近、みなさん本をお読みですか?
私は最近、下記の本を読みました。
『国道16号線 「日本」を創った道』
先日、『国道16号線 「日本」を創った道』(柳瀬博一 著)という本を手に取りました。
国道16号線といえば、ニュースやTV番組などで耳にしたことがある名前です。東京をぐるりと囲む環状の国道。実際にその道を走ったことはないのですが、映像や記事で見るたびに「何か特別な道なのだろう」という印象を持っていました。
そんな自分にとって、この本は「テレビで見たことがあるあの道」が、日本の産業や暮らしにどう関わってきたのかを知るきっかけになりました。

行ったことがないからこそ見えた「道」
本の中で描かれていたのは、単なる「車が走る道路」ではありません。
沿線に数多くの工場や物流拠点、そして新しい産業や文化が次々と生まれていく姿。国道16号線は、人とモノを運ぶだけでなく、日本そのものを形づくった舞台だったのです。
実際に走ったことがない自分だからこそ、テレビや写真で見てきたあの光景を想像しながら「この道の裏側には、こんな歴史や人々の営みがあったのか」と驚きの連続でした。
「道」と「ものづくり」の共通点
読んでいるうちに、「道」と「ものづくり」はよく似ているな、と感じました。
鉄工の現場では、一枚の鉄板や一本の鋼材からスタートし、切断、加工、溶接を経てひとつの製品に仕上がっていきます。その過程は直線的ではなく、いくつもの工程がつながり合って完成します。
道も同じです。
ただ人を運ぶ線ではなく、暮らしや産業をつなぎ合わせ、新しい可能性を生み出すもの。国道16号線が「物流インフラ」であると同時に「文化の交差点」でもあったように、ものづくりもまた“つなぐ力”を持っていると改めて思いました。
外から見た「16号線の文化」
私にとって国道16号線のイメージは、テレビで見たロードサイドのショッピングモールやチェーン店、にぎやかな車の流れでした。休日には多くの家族連れでにぎわい、都市と郊外をつなぐ便利な道。
しかし本を読むと、それは氷山の一角にすぎないと分かります。
その背後には、高度経済成長を支えた工場群や、物流の拠点としての姿があり、そこでは多くの人々が働き、街の形を変えていった歴史がありました。
「ただ便利な道路」ではなく、「日本の豊かさをつくった道」だったという事実は、行ったことがない私にとっても鮮烈に響きました。
地域との重なり
国道16号線を直接走ったことはありませんが、本で語られる「道が街を変える」という感覚は、地方で暮らす私たちにとっても身近に感じられるものです。
材料を運ぶトラック、製品を届ける車。道がなければ、ものづくりは成立しません。さらに、新しい道ができると人の流れが変わり、お店や産業が生まれ、地域全体の空気が変わります。
だからこそ、16号線の物語を知ることで、日常的に使っている自分の街の道を違った目で見られるようになりました。工場の前を通る道路や通勤路。その一本一本もまた、地域の文化や産業を支える大切な存在なのだと。
道が生み出す挑戦の舞台
本の中で心に残ったのは、国道16号線沿いから多くの新しい産業やベンチャーが誕生したということです。
大きな企業のパートナーとして関わりながらも、自らの強みを活かして独自の価値を発信し、世の中を動かしていった。
道があるからこそ、人が集まり、アイデアが芽吹き、挑戦が広がっていったのだと感じました。
福田鉄工の活動にも重なる部分があります。工場の中で製品をつくるだけでなく、地域イベントやクラフト体験を通じて、人と人、人とものづくりをつなげていく。こうした取り組みは、道が街を変えてきた歴史とどこか響き合うように思えます。
足元の道を見直すきっかけ
『国道16号線 「日本」を創った道』を読み終えた後、ふと工場の前の道路や、毎日通る通勤路を見直してみました。
「この道があるから、材料が届き、製品が運ばれ、仕事が成り立っている」
「この道を通る人たちの暮らしや時間の流れが、地域を形づくっている」
そんな当たり前のことに改めて気づかされました。
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