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2025/07/25

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上越で始まった“買い占め”と私たちにできる備え

2025年の夏、日本各地が連日の猛暑に見舞われています。上越市も例外ではなく、梅雨らしい
雨もほとんど降らないまま、連日35℃を超える日が続いています。ニュースでは
「観測史上最も暑い夏」と報道され、まさに体感でもそうだと納得する暑さです。

そんな中、昨晩、上越の地元ネットメディアが「断水の可能性が現実味を帯びてきた」との記事を
配信しました。取水制限、水位の低下、今後の天気予報を踏まえた市の検討内容が明らかになった
ことで、SNSを通じて一気に情報が拡散。

その結果、昨日、スーパーやドラッグストア、ホームセンターでは、水の棚がほぼ空っぽという
異常事態に――。

特に2Lのミネラルウォーターは軒並み売り切れ。箱買いしようとしていた人たちが次々と
「もう在庫がないんです」と店員に伝えられる様子を目の当たりにしました。中には、
数件の店舗を回っても手に入らなかったと落胆する声も。

この状況、まるで大地震のあとのような雰囲気です。不安が不安を呼び、買い占めが買い占めを
加速する。
「もしかしたら断水になるかも」という可能性だけで、これほどまでに生活は揺らぐのかと、
改めて“備え”の大切さを痛感させられました。

インターネットでも水は買えない?

では、ネット通販ならどうだろう?と思い、Amazonや楽天市場などでミネラルウォーターを
探してみました。

しかし、驚くことに、こちらも「お届けは8月5日以降」の表示が目立ちます。
どうやら、水不足の問題はすでに全国的に広がり始めているようです。

ある販売業者のページには「今年は全国的に降水量が少なく、生産量の調整が必要になっている」
との注意書きまで。
つまり、この状況は決して一時的な「買い占め」だけの問題ではなく、インフラとしての
“水供給体制”そのものに影響が出てきている段階に入っているのかもしれません。

“備え”とは、「今ある水をどう使うか」も含めて

私たちは、災害や断水に備えて「水を買い置きすること」をよく思い浮かべますが、
それと同じくらい大切なのは「今、手元にある水をどう使うか」だと感じました。

● 飲み水の確保
● 生活用水(洗濯・お風呂・トイレ)の優先順位付け
● 使い回せる水(お風呂の水、お米のとぎ汁など)の活用
● ペットボトルの再利用による“ストック水”の自作

など、普段からのちょっとした意識が、いざという時に大きな違いを生むと思います。

そして、これからの暮らしには“エコ”や“節水”が単なるマナーではなく、
「自分たちの暮らしを守る手段」としてより現実的な重みを持ってくるはずです。

最後に:地域の情報を信頼しよう

今回の出来事で改めて感じたのは、地元メディアの存在の大きさです。
「テレビでは報じられていないけど、上越の状況は切迫している」
そんなリアルを知ることができたのは、地域密着のメディアや、地元でつながるSNS
アカウントがあったからこそ。

全国ニュースが届く前に、私たち自身の足元の“暮らしの危機”を伝えてくれるのは、
やはり地元の力です。
そして、その情報を鵜呑みにするのではなく、冷静に、でも迅速に行動に移すこと。
これが“防災”の第一歩なのかもしれません。

今年の夏、これからどうなるのかは誰にもわかりません。
でも「知らなかった」では済まされないことが、私たちのすぐ近くで起きています。

「水なんて、いつでも買える」
「災害は他人事」

そう思っていた過去の自分を、昨日のスーパーの光景が優しくも厳しく、教えてくれました。
備えは、「必要になってから」では間に合わない。
今この瞬間から、できることをひとつずつ。


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