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2025/06/27

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小さな「トン!トン!トン!」に学ぶ

いつも福田鉄工のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回は、以前同業の仲間の会社にお邪魔して意見交換会やレクチャーの場で得た“気づき”について
お話しします。

私たち福田鉄工は、新潟県上越市を拠点に、鉄骨や製缶、プラント設備など、大型の金属加工を
得意とする鉄工所です。
普段の仕事では、大きな鉄材を使い、大型機械や重機を駆使して構造物を製作しています。
まさに“ダイナミックなものづくり”の現場です。

しかし、今回訪問した意見交換会で出会ったのは、まったく違うスケールの“ものづくり”。
手のひらサイズの金属雑貨や小物を製作する職人さんたちの世界でした。

手仕事が生み出す「経年変化」の美しさ

展示されていたのは、小さな豆皿や金属の器など。
どれも手作業で叩き、削り、磨き上げられた一点もの。
そこには、私たちが普段扱う「鉄骨」や「構造材」とは異なる、“繊細さ”と“ぬくもり”が
宿っていました。

特に印象的だったのが、「経年変化」という言葉。

使い込むほどに味わいが増し、素材そのものが時と共に美しく変化する。
それは、プラスチックや大量生産品では決して出せない、“本物の素材”だからこそ生まれる魅力です。

大きなものづくりにこそ、“やさしさ”を

私たちが日々取り組むのは、数トンにも及ぶ大型の鉄骨や構造物です。
力強さや精度、耐久性が求められる現場では、どうしても効率や強度を優先しがちです。
ですが、今回の経験を通じて、そこに“やさしさ”や“美しさ”を加える余地があること
にも気づきました。

たとえば、少しだけ面を取るだけで手触りが良くなる。
少しだけ仕上げの磨きを丁寧にするだけで、受け手の印象が変わる。
それはまるで、大きな構造物の中に“職人の気配”を宿すような、ささやかな工夫かもしれません。

福田鉄工が目指す、次のものづくりへ

今回の出会いで学んだのは、「スケールの大小ではなく、“心の込め方”がものづくりの質を決める」ということ。

私たち福田鉄工も、さらなる“人に寄り添うものづくり”を意識していきたいと思います。

手に取ったときに心が温まるような、経年変化を楽しめるような。
そんな“鉄工のあたたかさ”を感じてもらえる製品づくりに、少しずつ挑戦していきます。

今後も、他業種の職人さんたちとの交流を通じて、新たな視点や技術を取り入れながら、
進化を続けてまいります。
どうぞ引き続き、福田鉄工の“挑戦と気づき”の記録にお付き合いください!

小さな真鍮製の豆皿づくり


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